
白髪でお悩みの方も多いと思います。白髪は気になるのですが、全体を同じ色に染めることに抵抗があるので、黒髪の部分はそのままの状態を生かしたカラーが気に入っています。海外では、ハイライトを入れるカラーが人気があり、デザインとして浸透しています。数週間前に美容室でヘアカラーをしたのですが、ハイライトを入れたカラーを紹介します。

白髪染め白髪ぼかしと白髪ぼかしハイライトとは
白髪染め白髪ぼかしと白髪ぼかしハイライトというネーミングは悪いですが、理解しやすと思いますのでこのネーミングで説明します。サロンではもっと素敵なネーミングになっています。
*白髪染め白髪ぼかし
白髪染め白髪ぼかしとは、髪全体を1つの薬剤で明るく染めて、白髪が目立たないようにすることです。
白髪染め白髪ぼかしは髪全体に染めますが、仕上がりの明るさで白髪染めの薬剤が選択します。ある一定の明るさ以上を希望する場合、残念ながら白髪には染まりにくく、色が薄くしか入らないのです。
これは薬剤のパフォーマンスなので仕方がないのですが、お客様からするとわかりにくいですよね。
絵の具のように、白い紙に色をつけたように白髪も染まればいいのですが、残念ながらそうならないのです。
白髪100%となると話は少し変わるのですが、白髪と黒髪を同時に染めることになりますので、黒髪と白紙の発色が違うのは当然で、今の技術では仕方がない状況です。したがって、白髪の量によっても仕上がりが変わります。
*白髪ぼかしのハイライト
白髪ぼかしのハイライトとは、白髪をぼかすための明るい髪がすじ状に入るように染めているカラーです。

ハイライトとは、上記の写真のようにところどころ明るくする技術です。
白髪ぼかしのハイライトの作業工程
1)頭全体(デザインによって全体でない場合もあります。)にすじ状に髪を明るくします。
2)カラーを流した後、ハイライトを馴染ませるためのカラーを全頭に塗布します。ハイライトされた箇所に色を入れる作業なので、黒髪は明るくなりません。
3)カラーを流がして、髪を乾かしたら完成です。全体で約3〜4時間ほどかかります。
ハイライトのメリット
*白髪とハイライトがブレンドされて目立ちにくくなる
*毛先の動きがでる
*巻き髪をする場合は、ハイライトがデザインになる
*黒髪が伸びてきた時に、染めている部分と髪が伸びてきた部分がなじみやすい
ハイライトのデメリット
*作業時間がかかる
*価格が高い
*ハイライトの部分が色落ちした時にかなり明るく感じる場合がある
白髪ぼかしのハイライト画像
白髪ぼかしのハイライトを入れて見ました。カラー前、カラー直後、カラー1週間後の画像をご紹介します。
カラー前の状態は、黒髪が5cmくらい伸びた状態です。全体に前回入れたハイライトが残っています。
白髪ぼかしのハイライトを文章で説明するのは、イメージしにくいので、ここからは画像を見てみてください。
カラー前の状態
白髪が多い場所

横から見た場合 黒髪が5cmくらい伸びています。白髪は伸びていますが、ハイライトとブレンドされて白髪がぼかされています。

巻髪

カラー直後の状態



カラー1週間後の状態



ライトの色で少しオレンジ色っぽくなっていますが、全体が綺麗に馴染んでいます。

自撮りをしておりますので綺麗に撮れていませんが、リアル感が伝わるかと思い、あえて自撮り画像にしております。
まとめ
白髪ぼかしのハイライトについてご紹介しました。個人的には、髪が伸びてきた時に、全体にカラーをするよりは、白髪ぼかしのハイライトを入れた方が、髪が伸びてきた時に、染めた箇所と伸びてきた箇所がぼかせるところが気にいっています。髪への負担も少ないのか、全体に白髪ぼかしのカラーをするより、白髪ぼかしのハイライトの方が傷みにくいように感じます。
デメリットとしては、作業時間がかかることや価格が白髪ぼかしのカラーよりもかなり高めであるところです。注意点ですが、ハイライトを入れた箇所は、その髪がカットされるまで明るい状態になります。髪の色を落ち着かせたい時は、その部分がカットされるか、カットされてその部分がなくなるまで、暗めの色のカラーを全体に入れることになります。
カラーをすると髪が痛みやすくなるため、洗い流さないトリートメントがおすすめです。カラーはアルカリ性の薬剤を使用します。しかしながら、髪や肌は弱酸性です。例えば、ハンドソープはお肌に負担がかからないように弱酸性ですよね。カラーしている髪は、特に手入れが必要で、トリートメントは欠かせません。洗い流さないトリートメントは、髪を乾かす前につけるだけなので簡単で、指通りが良くなるので手入れしやすくなります。
白髪ぼかしのハイライトには、ハイライトの特徴がデメリットになるところもありますが、それ以上に白髪ぼかしのハイライトのメリットである髪が伸びてきた時にカラーの境目がぼかせたり、ハイライトがデザインになり、髪型に立体感が生まれたりと利点が多いように思います。気になる方は、是非挑戦してみてください。

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