アラフィフ50代の悩みの種、白髪 どうして白髪になるの?原因と対策

ヘア&スカルプケア

このサイトに訪れた方は、『最近ますます白髪が増えたなあ』と思うことがあるのではないかと思います。ここでは、白髪になる原因と対策についてお話します。

毛髪についてどのくらい理解していますか? 

突然ですが、どのくらい毛髪・白髪について理解されているか確認するため、質問に答えてみてください。

質問:

  • 毛髪は、一日何本抜ける?
  • 毛髪のヘアサイクルは?何年?
  • 毛髪はどこから栄養を得ている?
  • 白髪は、ストレスの影響を受け白くなることがある?
  • 白髪の原因は、遺伝である?

皆さん答えられましたでしょうか?すべて答えられた!という方は、あとはヘアケア、スカルプケアを実行するだけ!わからなかった方は、ぜひ理解を深めてください。

年齢だからと白髪になることを諦める?

髪や頭皮に関心を持たれている方は多いですが、もう年だから仕方がないかなと諦めていらっしゃる方もいるかと思います。毛髪に関する理解を深めることは、今ある状態をできる限り長く保つように効果的なケアができるということです。白髪だけではなく、今ある黒髪や薄毛などへの対応もわかってきます。そして、もしかすると年齢で諦めるには、ちょっと早いかもしれません。

厚生労働省の調査によりますと、

令和3年9月1日現在で43,633人 

百歳以上の高齢者のうち女性は76,450人(全体の約88%)
(前年度比+1,831人)

厚生労働省調べ

日本は香港についで2番目に長寿です。1459人に1人が100歳以上という計算になります。これからますます寿命になり、100歳を超える人の数が伸びていくことが予想されます。人生において体は、一番の資本です。大切にしたいものです。

白髪の原因

白髪の原因は、大きくわけて3つあります。

1. 加齢
多くの白髪は自然な老化現象によってはじまりますが、個人差が非常にあります。

2. 遺伝的要因
白髪になりやすい人と、そうでない人がいます。これには遺伝的な要因が強いといわれ、若白髪の人は10代~20代で白髪が出はじめることもあります。また、最近の研究により白髪では黒髪に比べて、メラノサイトの生存や維持、黒化に非常に重要な働きをもつ遺伝子の発現量が低下していることがわかっています。まれなケースとして、遺伝的な原因により先天的に色素形成能力のない人も白髪になります。また部分的に皮ふの脱色が起こる白斑症が頭皮部分に起こると、その部分が白髪になることがあります。

3. 精神的ストレス・ 栄養状態の不良
過度のストレスや、栄養状態の不良、薬の副作用や代謝障害によって白髪が生じることが知られています。

白髪の原因を知ったうえでできることは?

遺伝的な原因に対策をするのはかなり難しいです。なぜなら、白髪や抜け毛に関しては、すべて解明されておりません。遺伝が影響している場合は避けられないこともあります。

しかしながら、加齢やストレス・栄養状態の不良などが原因の場合、体をケアするのと同様で、食生活や運動習慣を見直すことは大変大切なことです。体は、摂取した栄養で作られています。髪も同じように、摂取した栄養から作られているからです。

一方で、加齢による頭皮の血行不良が考えられます。毛髪はメラニン色素によって色が与えられるのですが、何らかの原因で作られなくなると、毛髪の色を失います。血行不良とは、加齢により筋肉や血管が衰えることで、体と同様、毛髪に栄養が届きにくくなります。

頭皮と体と違うことは、頭は、帽状腱膜という膜で包まれていることです。帽状腱膜は、膜であり、筋肉とは働きが異なります。帽状腱膜は、体を動かすように意志では動かないので、マッサージや血行促進の為の育毛剤を活用することが有効的なのです。この膜は、顔の筋肉などとつながっています。したがって、お顔の手入れと頭皮の手入れはつながっているということです。

白髪は一度生えてきたら、もう黒くならないのか?


髪を生みだす部分にある色素形成細胞が加齢などにより、長い年月をかけて徐々に活力を失っていく結果と考えられ、最終的に毛根の色素形成細胞が働かなくなってしまう場合もあります。

白髪になる原因、例えば、ストレスや病気など、その原因がなくなれば、黒髪が生えてくることはあります。毛根から生えてくる時期に、ストレスなど生活習慣がみだれた場合、その部分が白髪になるということもあります。

白髪が抜けて、その毛を見て見ると一部だけが白髪、一部が黒という状態を見たことがあるかもしれません。それは、成長期の途中から徐々に白くなりながら伸び続ける状態です。

もし突然白髪が増えたと思ったら、そして、その原因がストレスならストレスから解放されたら黒髪が生えてくることもあります。

毛髪のサイクルを思い出してください。成長期は、3年から5年なので、その間は毛髪はそこに留まるのです。生えてきた部分は、角化細胞なのでそこは変化しないのです。毛髪が作られる段階が重要です。その時に色素形成細胞がストレスなどの原因で働かなくなってメラニン色素を作らなければ、その部分は白くなります。もし、ストレスが原因なら、色素形成細胞がまた働きだして、メラニン色素をつくることも考えられます。

白髪の対策として

大きく分けて2つあります。

・血行を促進する

・栄養を与える

この対策は、黒髪や頭皮を健康な状態で保つためにも役立ちます。

頭皮の血行を促進しましょう

頭皮には帽状腱膜があり、そこは血管が張り巡らされています。肩が凝ったり、首が凝ったりすると頭皮の血流にも影響を与えます。まずは、体全体の血流をよくすることも心掛けましょう。それから、頭皮を動かすマッサージをしましょう。頭皮マッサージや頭皮ケア(血行促進の効果がある育毛剤などの使用)を行い、血行を促進させましょう。血行を良くすることで、頭皮や髪に栄養を与えやすくなります。マッサージをする場合は、お顔と同様、こすらないよう、頭皮を動かすようにマッサージを行い、血行を促進します。マッサージの時や、朝晩の手入れ時に、育毛剤で、血行促進効果があるものを使い、血行促進をサポートしましょう。

ストレス解消し、生活習慣を整えましょう。

バランスの取れた食事を心がけましょう。特に、ミネラルを多く含む食材は、髪のメラニンを作る助けとなります。

黒々とした髪を作るには、カルシウムや銅などのミネラル類の摂取が重要です。ミネラルは体内で作り出すことができないため、意識して食事に取り入れましょう。

健康で丈夫な髪を作るには、タンパク質や亜鉛、ビタミンB・ビタミンEも大切です。

ビタミンEに関する記事はこちら

まとめ

白髪になる原因とその対策を理解して頂けたと思います。白髪は、遺伝などの影響もありますので、ひとつの方法で効果があるとは言えませんが、少なくとも、血行を促進させたり、ストレスを溜めないようにすることで、これ以上、髪に負担をかけないことはできます。頭皮は、帽状腱膜で包まれており、そこに血管が張り巡らされています。この膜は、意志で動かすことができないので、マッサージをおこなったり、育毛剤を活用することで、血行を促進させ、毛髪に栄養を与えることは、ひとつの対策となります。

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