健康な頭皮と髪は、食事でつくられる!

ヘア&スカルプケア

頭皮に炎症が起こると抜け毛の原因となります。お肌の炎症と同じように、頭皮の乾燥から炎症が起こって抜け毛が増えると言われています。頭皮は、健康な髪を作る土台です。頭皮と髪の栄養は、血管を通って取り込まれます。秋は抜け毛の季節でもあります。頭皮と髪の健康の為に、食生活に髪に良い食べ物をとりいれてみませんか。

頭皮、髪のために食べたい食材

頭皮、髪に良い食べ物をご紹介します。普段の食事に意識してこれらの食材を追加することで健やかな頭皮や美しい髪へつながります。今回は、5つご紹介します。併せて食べ方もご説明します。

クルミ

血行促進、薄毛対策

オメガ3や抗酸化物質、ビタミンが豊富

これらの働きによって血行が良くなり、薄毛の対策につながります。さらに、メラニン色素を作る細胞の活性化にもつながるため、白髪の対策にも効果が期待されます。

髪を丈夫にする

亜鉛などのミネラルが豊富

髪は、タンパク質からできていますが、そのタンパク質の合成を促進するのに必要なのは亜鉛です。しっかりした髪に成長するようにサポートします。

食べ方

1日7粒(28g)程度(ひとつかみ分くらい)

間食として食べることで、腹持ちも良い為、ダイエットにも向いています。ただし、脂質もありますので、食べすぎには注意してください。

ヨーグルトや料理に入れて。

以前アーモンドをご紹介しておりますが、ナッツもいろいろな種類を食べることでバランスよく栄養をとりたいですね。

シナモン 

血行促進

血行を促進します。髪や頭皮は、血管を通して栄養が届けられまが、血行を促進させることにより栄養補給のサポートをしてくれます。

40代後半になると皮膚毛細血管の機能が低下し、栄養が皮膚の末端まで届きにくくなる。毛細血管の機能を正常にすることで、頭皮や髪の健康を促進することができます。シナモンの桂皮エキスは、血管を促進する効果が期待できます。

毛細血管の修復

シナモンには、Tie2を活性させる効果が期待されます。

紫外線などによって皮膚が炎症をおこして赤くなった場合には、血管内皮細胞と壁細胞の接着がはがれ、皮膚毛細血管から栄養分が過度にもれやすくなります。さらに、加齢にともない活性化している Tie2 の量は減少します。

「Tie2」の活性化により、血管内皮細胞と壁細胞は接着し、栄養分が皮膚の隅々まで正常に届けられます。

老化現象などの皮膚の状態と皮膚毛細血管による栄養供給との関係

栄養分を皮膚の末端までしっかりと供給する役割を担っている皮膚毛細血管は、血管内皮細胞とそれを覆っています。壁細胞の二層構造になっています。

この構造が正常な場合には、細かな網からしみ出すようにして必要な量の栄養分が皮膚の隅々まで届けられています。加齢に伴い、毛細血管が正常に働かなくなり、栄養分が漏れます。

食べ方

飲み物にさっと一振り。トーストやチキンには、スパイスとして数回振りかけます。

シナモンコーヒー、チャイ、豆乳など

ニンジン


皮膚や粘膜を丈夫にする

ビタミンAが皮膚の生まれ変わりを即したり、頭皮は皮脂過多で炎症を起こすことがありますが、皮膚や粘膜を丈夫にし、肌のカサつきや肌荒れを改善してくれる働きがあります。

日常生活で体内に発生する活性酸素[※2]は、血中の脂質を酸化させる原因となります。β-カロテンには体内の活性酸素を除去する働きがあり、血中の脂質の酸化を防ぎ血管を若々しく保ってくれます。

育毛剤に高麗人参エキスを使われることがあります。高麗人参エキスは頭皮の血行を良くしたり、新しい毛細血管の形成を促進。 これらの作用により毛母細胞に栄養分や酸素がより多く届くようになります。

食べ方

100グラム位で1日のビタミンA必要量を摂取できます。

サラダの場合は、ビタミンCを効率よく摂取する為、ニンジンの酵素を中和する酢やレモンと一緒に

油と一緒に摂取すると、生で食べるよりも倍近いβカロテンを体内に吸収する事が出来ます。


頭皮、髪を丈夫にする

ビタミンB7・ビオチンは、頭皮、髪、爪、皮膚を丈夫にしてくれます。

卵は、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどいろいろな栄養素を含んでいますが、中でも特長的なのが、たんぱく質のアミノ酸バランスのよさ。人間の体内でつくることができない必須アミノ酸の組成が優れているため、卵のたんぱく質は、良質で、栄養価の高い食品であるといえます。

髪はタンパク質から作られていますので、卵から積極的にタンパク質を摂取することで、頭皮、髪にも良い効果を期待できます。

卵のたんぱく質は血管を強く、しなやかにして血圧の上昇を防ぎ、脳出血の予防に役立ちます。血管を強くするには、コレステロールやリン脂質が必要で、卵にはこれらが含まれています。卵白には、悪玉コレステロールを下げる作用があり、また卵黄に含まれるレシチンは善玉コレステロールを増やす働きがあることがわかってきました。

食べ方

1日全体の食事のバランスを考えて、個数を決めましょう。卵には、様々な効果があります。上手に取り入れましょう。


髪の光沢とツヤを与える

鮭などに含まれるオメガ3( n-3系脂肪酸 )は、肌の細胞に見られるます。さらに、オメガ3は髪の毛包にもあって、光沢とツヤのある髪を作るために重要な栄養素です。髪に栄養を与えて成長を促し、同時に抜け毛につながる頭皮の炎症を抑えてくれます。

健康な毛髪の維持

酸化ストレスで抜け毛が増えるため、抗酸化作用が必要ですが、アスタキサンチンは、非常に強い抗酸化力をもち、健康な髪の毛を維持します。頭皮を健康な状態に整えることは、髪の色をつくるメラニン色素の生成を助けてくれるため、白髪改善が期待されます。さらには、美肌の効果もみられます。


食べ方

焼鮭には、オメガ3(n-3系脂肪酸)が100gあたり1010mg含まれていますので、その焼鮭を毎日2切れ程食べれば1日の目安量を食事から摂ることができます。

まとめ

毛髪は、頭皮をすこやかにすることが重要です。なぜなら、栄養は血管を通して与えられます。ご紹介した5つの食材は、特に、頭皮、髪によいものです。体の内側から毛髪や頭皮に効果があるとされる食材をとることを心がけることで、健康な状態で髪を維持したいものです。


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