ストレッチを日課にしていますが、座りっぱなしの生活でよく股関節あたりが痛くなることがあります。筋肉のあちこちが固くなっており、よく腿裏とふくらはぎや股関節のストレッチを行います。そして、座りっぱなしでお尻の筋肉も固くなっています。座りっぱなしを防ぐ為に、最近立ちながらデスクワークを試しています。そこで、立ちながらデスクワークを行うことのメリットとデメリットを調べてみました。
座りっぱなしのリスク
座りっぱなしの生活は、健康に悪影響を及ぼすと言われております。ある研究者によると座っている時間の30分をウォーキングなどの軽い運動に当てることで、早期死亡のリスクを下げられることがわかっています。
厚生労働省のHPによると、座っていたり、横になっている状態で行われるエネルギー消費量を1.5メッツと定義し、立って会話をしている場合のエネルギー消費量は、1.8メッツ、スピードの歩行は3メッツと定義しています。これは安静時の1.8倍と3倍のエネルギー消費量ということを表しています。
運動プログラムを定期的に実施していても、生活の中で座りすぎている場合、座りすぎていない人と比較して、寿命が短く、肥満度が高く糖尿病や心臓病になる確率が高いと報告されています。*1
*1 厚生労働省 座位行動より
立ちっぱなしのリスク
ある論文によると立ちっぱなしの仕事にもリスクがあると報告されています。たちっぱなしの仕事で下肢筋肉の疲労を引き起こし、腰痛や筋骨格障害のリスクが高まる可能性があるとしています。立ったままじっとしていると下肢にたどり着いた血液が戻りにくくなり、下肢がむくんだりします。この論文(*2)では、普段立ち仕事でない被験者である為、筋力が低下していない場合は、そのリスクも軽減される可能性もあります。いづれにせよ、立ちっぱなしにもリスクは伴う可能性があるということです。
*2Long-Term Muscle Fatigue After Standing Work
座りっぱなし、立ちっぱなしのリスクを軽減するためには
コロンビア大学教授のキース・ディアスは、座っている時間と連続で座り続ける時間を減らすことの重要性を伝えています。1日のうちの特定の時間で身体を動かすだけでなく、1日を通じて頻繁に身体を動かすことが必要です。
座りっぱなしの場合は、YoutubeのYuki Nakagawaさんのストレッチを行うようにしています。特に、お尻の筋肉のストレッチや股関節のストレッチが効果があるようです。立ちっぱなしの場合、数十分椅子に足を上げておくのが効果的です。トレーナーに教わったのですが、半信半疑で行ったところ、私の場合、足が軽くなった感じがして、むくみがとれました。
おすすめのストレッチ
YoutubeのYuki Nakagawaさんのストレッチの中で私のおすすめ、簡単な動きで効果的なストレッチをご紹介します。
1.股関節のストレッチ お腹周りの腰肉痩せにも効果!
2.どんなストレッチを行ったらいいかわからない方へ、全身ストレッチ
まとめ
座りっぱなしも立ちっぱなしもどちらもリスクがあり、そのリスクを理解した上で、意識的に体を動かすことを心がけることが必要です。タイマーなどを使い、意識的に30分に1度立って歩くなどの行動を取り入れることで、座りっぱなしのリスクを軽減することができます。スタンディングデスクを取り入れることで、意識的に立ったまま仕事を行い、効率よく時間を使うことも一つの方法です。体は一生の大切な資本となりますので、仕事の環境に合わせて、休憩をとりながら、上手に体を動かす行動を取り入れたいものです。
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