お米のオイル

スキンケア

スキンケアでよくオイルが使われることがあると思います。色々な種類のオイルがありますが、今回は、お米オイルに関するお話です。コメヌカ油は国内生産可能な代表的な植物油です。古来、日本人の食文化を支えてきたお米は『日本の美』の秘訣です。

調理にも使われるお米オイル

食事でも取り入れられているお米オイルは、オメガ系脂肪酸のオレイン酸・リノール酸、γ-オリザノールなどが多く含まれています。それらの成分により、健康や美容に関心の高い人から注目を集めています。食用としてのお米オイルの紹介している情報には、、『商品によって製造方法や栄養成分量が異なるため、どれを選べばよいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか』と書かれています。

やはり、オイルを精製する過程は、食用にしても、コスメ用にしても重要だと考えられます。

そして、お米や米ぬかがどこで作られたものかも栄養素に関係します。

お米オイルはどう作られるの?

米や米ぬかなどから搾油し、精製しています。米ぬかには、玄米中の約80%の栄養素が含まれています。一般的なコメヌカ油は、ケミカル製法で、有機溶剤(ノルマルヘキサン)や化学薬品を使用し製造されます。

スチームリファイニング製法では、薬剤を使わず1週間かけて丁寧に精製されます。その為、本来の機能性成分をそのままにすることを可能にしました。

コメ圧搾オイルは、ノンケミカル製法で製造してます。なので、新鮮な玄米から、約0.5%しか取れないのです。

コメ圧搾オイル*1は、ノンケミカル製法の純国産プレミアムオイルです。*1KOKEN(三和油脂株式会社と株式会社高研の共同開発)

お米オイルの機能性について

ノンケミカル製法で圧搾されたオイルは、ケミカル製法と比較すると約8倍γオリザノールの含有量が多いです。γオリザノールとは、米ぬか特有のポリフェノール成分です。

γオリザノールの主な効果

主な効果

美白(チロシナーゼ活性阻害)

アンチエイジング(抗酸化)

紫外線吸収能

保湿

抗酸化成分について

お米オイルは、ビタミンEを豊富に含みます。ケミカル製法のオイルと比較すると約2倍多く含んでいます。生体内で抗酸化作用を有するαトコフェロールの含有量が多く、オルガンオイルと比較すると約17倍と言われています。αトコフェロールが多く含まれている為、アンチエイジング効果が期待できます。その他には、ビタミンEの50倍の抗酸化作用があり、しわ・シミの改善効果やアンチエイジング効果が期待される稀少な機能性成分であるスーパービタミンEを含んでいます。

脂肪酸組成について

安定性の高いオレイン酸を豊富に含み、その含有量が人の肌に近く、肌なじみがよいのが特徴です。美容オイルとして注目を集めるアルガンオイルと脂肪酸組成が近いオイルです。

成分含有量

肌バリア成分 

一般的に、コメヌカ油のフィトステロールにはβ-シトステロール、スチグマステロール、カンペステロール等が含まれており、主成分であるβ-シトステロールは化学物質や紫外線によるダメージから肌を保護するバリア機能改善成分として化粧品に使用されます。

コメ圧搾オイルは、保湿、肌バリア効果があるフィトステロールが他のオイルに比べ多く含まれております。(ケミカルコメヌカ油の約2倍、アルガンオイルの約8倍、オリーブオイルの約17倍)

紫外線吸収能(UVケア効果)について

コメ圧搾オイルに豊富に含まれるγオリザノールはUVAおよびUVB吸収を有します。

チロシナーゼ活性阻害効果

⇒UVケア効果と美白効果が期待できる、ユニークで自然に優しい植物オイルです。

毛髪保護効果

オイルを塗布した方がダメージが少なく、UV/太陽光に対する保護効果があります。オイル塗布により毛髪のUVケアが期待できます。

それから、『パサつき』『なめらかさ』『指通り』『しっとり感』が改善し、触り心地に対する好感度も上がりました。

ダメージによる櫛通りの抵抗性・ざらつきを改善し、なめらかな毛髪状態へ導きます。

ダメージによる広がりを抑えられ、まとまりとつやのある髪に仕上がります。

まとめ

お米オイルは、様々な効果があることがわかって頂けたと思います。スキンオイルには、色々な種類があり、選択に困ることもあると思います。そして、同じ植物のオイルでも、精製方法の違いや産地の違いなどで成分が違うことがわかっていただけたと思います。お米オイルは、食べられるほど*2のオイルです。古来より豊富な栄養を持つとして食べられていたお米は、オイルとしても優れています。肌にも髪にもよいお米オイルを普段の美容に取り入れてみてはいかがでしょうか。

*2 スキン・ヘアオイルは、食用目的としておりません。

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